スピードスケート | 北京オリンピックで考えさせられたこと

週末は暖かくなるようですが、
本日は日本全国寒いようですね、、、
愛知県もものすごく寒かったです。



昨日、メンテナンスについてアナウンスしたところ、
多くの方からご連絡をいただきました。


練習は〇日までですので、その後送ります！！とか
スピードスターさんで購入していないのですが、
やってもらえますか？とか


いつも申し上げておりますが、
当ショップで購入したとかしていないとかは、
一切関係ありませんので。



当ショップで購入したから安くなるとかもないですし、
お得意様への割引なども一切ないです。



全ての方に平等に、できる限りの価格で、
最高の技術をお渡しできれば！
というのをモットーに、
引き続き取り組んで行きます。



ただ、手足が不足しているので、
「すぐにやってほしいのですが」には、
対応することが難しいことが多いですので、
できるだけ前もってご連絡いただけると幸甚です。





さて、、、
オリンピックを振り返ると、
やはり、高木美帆選手の活躍が強烈な印象を受けました。





これをエンジニアの目線で振り返ると、
新たな視点を感じさせられます。




おそらくご覧になられた方や、
全日本距離別選手権や、
強化合宿をご覧になられたかたは、
高木選手はお姉さまもですが、
バイキングの長野スプリントPMブラックを使用しています。



前回大会ではサファイア、
その後、アイコンが発売され、
ほぼすべての選手がこれらのブレードに
スイッチしたにもかかわらず、
高木選手は長野スプリントで大活躍されました。




特筆すべきは、
500ｍ銀メダル、
1000ｍ金メダル、
とスプリント種目で好記録を連発したことです。





何に衝撃を受けたのかというと、
「長さ」です。




サファイアやアイコンに比べて、
長野スプリントは先端にアールを付けていることから、
同じ16.0インチでも、
稼働範囲が0.5インチ以上短いのです。
実質は15.5インチ以下の着氷範囲しかありません。





通常、スピードを出すには、
長ければ長い方が、足への負担は大きいのですが、
稼働範囲が広い分スピードがでます。
いや、表現としては、
「出力することができる」ですかね。



身長も欧米選手に比べて決して大きくないですし、
見た目ですが、おそらく体重も欧米選手よりも軽いと思います。
その上、ブレードの稼働範囲は短い。





でも速い、、、





もちろん卓越した技術があることは間違いないのですが、、、





エンジニアとしては、
物理現象で理解をしたいのですが、
今のところ明確な推測もできていません。
それくらい衝撃的な記録でした。





昨年から、
アイコンやサファイアを
長野スプリントのような先端に加工してほしい
というオーダーをたまに受けます。




今回のオリンピックを受けて、
結果論からの推測ですが、
加工の選択肢としてはありだなと感じました。




今年のメンテナンスや、
新調する際の参考にしてみてください。





ご質問等ございましたら、お電話でも深夜0:00まで受け付けておりますので遠慮なくご連絡いただければと思います。




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